前川前事務次官記者会見6/23の全内容まとめ(文字)
2017年6月23日(金)、前川前文科省事務次官が日本記者クラブで記者会見。
前川氏の記者会見が始まったと思った矢先、NHKも地上波民放も、一斉に海老蔵記者会見に切り替わり、大手メディアからは「消されてしまった」前川記者会見。
でも、ネットテレビのアベマTVやCS放送のニュースバード(※ニュースバードは午後6時半まで)などがノーカットで放送。
またしても大手メディアは「我々を信用するなかれ」と自ら国民に宣伝するのみでありんした。
以下、かなりざっくりとではあるけれど、前川記者会見の全内容をまとめてみた。
※記者会見の進行役は、日本記者クラブ企画委員・毎日新聞の倉重氏。
記者会見を開いた意図
マスコミ各社から色々な問い合わせがあり、記者会見のお話があったのでいい機会と思い受けることにした(※日本記者クラブ側が申し入れたとのこと)。
政治的な意図、安倍政権打倒の意思などさらさらない。
東京都議選告示日と重なったのはたまたまで、スケジュール調整の結果この日になっただけ。
前回、今回と続けて記者会見
およそ1か月前に記者会見を開き、今回また開いたことに関して。
言われているようなの憂さ晴らしのためではない。
加計学園問題に関して行政がゆがめられている。国民には知る権利がある。
事実が隠ぺいされたままでは、民主主義が機能しなくなる。
憲法前文にあるように、国政は、国民の厳粛な信託に基づき、福利は国民が享受すべきもの。
もしも、一部の者の利益のためであるなら、それは国民の手によって正されなければならない。
文科省に一定の評価
文科省が当初「存在確認できない」としていたものを認めた。
これには一定の説明責任は果たしたものと評価している(100%ではないが)。
文科省側から出た文書は、私が見たものもそうでないものもあるが、記載されていることは事実だと確信している。
内閣府、官邸は真相の解明から逃げようとしていて不誠実である。
現職の文科省職員の正義感と勇気を評価したい。
「官邸の最高レベル」ほか
「官邸の最高レベルが言っている」
「総理のご意向」
これらの文言を内閣府が否定するのは、自分の口から出た言葉を否定するもので、ありえない話。
これら「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向」等の意図するところは、(「加計学園の手続きを進めろ」であって)「規制改革全般をスピード感をもって進めろ」の意味に解するのは無理がある。
「今治市の加計学園獣医学部の開設時期を平成30年4月にして欲しい」のは明らかで、そのような共通認識の下進められた。
あるべき今後の対応
第三者性の高い組織によって、プロセスが検証されるべき。
(安倍総理が自ら記者会見で語ったように)総理自らこの問題について説明責任を果たされるべきだと思う。
規制緩和vs岩盤規制は的外れ
国家戦略特区制度による素晴らしい事例もある。
(それを踏まえて言えば)今回の獣医学部新設に関しては、規制に穴を空けたことではなく、穴の空け方に問題がある。
規制緩和にさまざまな規制を乗せることによって、一つの主体(加計学園)だけが恩恵を受けることになった。
透明性や公平性は?
特区制度は、「特定の地域」の「特定の主体」に「特別なチャンス」を与える仕組み。
それだけに、その決定のプロセスにおいては、特に透明性や公平性が確保されるべき。
適正な検討は?
獣医学部新設に関する諮問会議および諮問会議の下に設けられているワーキンググループ(WG)。
ここで、本当に適正な検討はなされたのか?
国家戦略特区の趣旨に照らした検討
国家戦略特区の趣旨、すなわち、
・国際競争力の強化
・国際経済拠点を形成
に資するのかという点について、本当に加計学園についてなされたのか?
日本再興戦略改訂2015の「4条件」を満たすか?
また、2015年6月の閣議決定された日本再興戦略改訂2015の4条件(※いわゆる石破4条件)を満たしていることについて検討はされているか?
具体的には、獣医師の人材需要は明らかにされているのか? 仮にそれが明らかにされたとした場合、「既存の大学では対応できない」という要件は満たしているのか? つまり、加計学園獣医学部でしかできないことをするということになっているのか? さらには、京都府・京都産業大との比較を十分に行ったのか?
人材需要の見通しを立てる際には、農水省の実質的な参画が不可欠なはず。
ライフサイエンスという新しい分野の人材需要ということであれば、厚生労働省の実質的な参加も必要だったはず。
諮問会議民間議員
諮問会議民間議員の一人、八田(達夫)議員は、「このプロセスには一点の曇りもない」と発言しているが、民間議員の方々から曇りが見えていなかったのではないのか? あるいは見ないようにしていたのではないか?
「広域的」文言
京都産業大を排除する効果を伴った「広域的な・・・」に関して、民間議員のペーパーによれば、「反対勢力の抵抗にあったので、実現に向けて妥協点を探るためにこの文言を入れた」とある。
また、八田議員は「京都産業大をはじく意図はなかった」とのことだが、内閣府・内閣官房の意図と、諮問会議・民間議員の意図はだいぶ食い違っていたのではないか?(民間議員は、「広域的・・・」文言により京都産業大が排除されるという認識をしていなかったのではないか? ※本来議論されるべき点を、知らずにスルーしてしまったのでは?)
「平成30年度」文言
京都産業大を排除する効果を伴ったもう一つの文言「平成30年4月開校」文言について、そのような効果を持つことを、民間議員自身が認識してなかった(=政治的プロセスで行われたことを、民間議員たちは認識していなかったのではないか? ※本来議論されるべき点を、知らずにスルーしてしまったのでは?)
なぜ今治市・加計学園に?
(今治市・加計学園でよいということの積極的理由として)「まず1校目ということならば、長年提案してきた今治市・加計学園で」「四国全域で獣医学部がないから」「感染症の水際対策」・・・のように、「2校目、3校目がある」という前提での議論になっているが、国家戦略特区の趣旨に照らせば、2校目、3校目があるなどという保証はなく、民間議員の「これは突破口なのだ」という認識は、我々とはギャップがある(※誤った認識のまま議論していたのでは?)。
「総理の関与はない」となぜ断言できる?
「『総理が特定事業者を優先する意向を示した』、『内閣府が文科省にそのように伝えた』という根拠はない」と民間議員は断言し、そのように断言する理由は? と問われ、八田議員は「私どもはそういうことは知らない」と八田議員は答えたが、「ない」と断言する根拠が極めて薄弱。
国家権力とメディアの関係
読売新聞と官邸
私を個人攻撃する読売新聞の記事が5/22に掲載。
背後に何があったのか?
メディア関係者の中で検証されるべき問題。
私は、官邸が関与したと思っている。
NHKはなぜ?
加計学園に関わる文書の信ぴょう性や官邸からの働きかけについて、最初にインタビューをしたのはNHK。
でも、そのインタビュー映像をNHKはそれをまったく放送しない。
9/26付「官邸の最高レベルが言っている」の文書について、朝日新聞が報じる前に、NHKが報じていたが、核心の部分は黒塗りにされていた。なぜか?
御用コメンテイター
状況証拠がありながら、いついかなる時も、官邸の擁護しかしないテレビの報道番組コメンテイターがいる。
森友学園の時もそうであったが、その中には、自身の性犯罪が警察・検察によってもみ消されたのではないかという疑惑を受けた方もいる。
国家権力とメディアの関係に不安
国家権力とメディアの関係に不安を覚える。
第四の権力とも言われるメディアを、国民の視点から取り直すという必要性とメディアの中からの自浄作用が進むことを期待。
代表質問
進行役・倉重氏による代表質問
倉重「あることがないことにされかかった。あなたが登場したことで、あることがあること、当たり前の状況に戻った。あなたが発言しなかったらどうなっていたか?」
前川「私が言わなくても誰かが言ったかもしれないが、そうはならなかったかもしれない。ただ、何事もないように進んだ場合、大学審議会の方に圧力がかかることになったかもしれない」
「官邸の最高レベル」は誰?
倉重「9/26の内閣府・藤原審議官との打ち合わせのメモ『官邸の最高レベル』は誰だと思ったか?」
前川「あまり使う言葉ではないのでよく分からない。ただ、最高ならば総理だし、その次ならば官房長官。あるいは、総理か官房長から指示を意向を受けた側近の人あたりとも思った」
萩生田官房副長官ご発言概要の信ぴょう性
倉重「10/21付の萩生田官房副長官ご発言概要(=萩生田氏と常盤豊・文科省高等教育局長が面会した際のやり取りメモ)について。①その信ぴょう性 ②『農水省は了解したが、文部省が怖気づいている』とあるが、当時そういう状況だったのか?」
前川「①『萩生田官房副長官ご発言概要』というペーパーは私は現職中に見ていない。おそらく、常盤局長が萩生田氏と対面して聞き取ったことをメモに残して、常盤局長より下のレベルで情報共有するために作ったものではないか。ただ、すべて萩生田氏自身の言葉とは限らないのではないか。元々、萩生田氏は、和泉補佐官の言を引用することが多かったので。ただ、誰であろうと、書かれてあることは事実と考えられる。
②『文科省が怖気づいている』は、和泉補佐官の言を引用している部分。農水省は最後まで乗って来なかった(責任逃れできる立場)。文科省は、最後には設置認可という立場上、逃げるわけにはいかない。その慎重な姿勢について『怖気づいている』という表現がされたのだろう」
「広域的に」をねじ込んだのは?
倉重「京都産業大を外した『広域的に』は誰がねじ込んだ? 山本大臣が『自分』と言ったが?」
前川「特区の責任大臣は山本大臣。そこに至るまでのプロセスで、萩生田官房副長官が関与したのかしないのかは分からない。11/7の萩生田副長官ご発言概要では、「四国にはないのだから、それを理由にできるのではないか」という示唆をしている。これとの整合性はある」
倉重「文科省から他にも、このような決定的な資料は出てくるか?」
前川「出てくる可能性はあるが、真相解明のためには内閣府の調査が必要」
今回のキーパーソン
倉重「今回のキーパーソンは?」
前川「和泉総理補佐官。私に直接はたらきかけたのは和泉氏。9月上旬、和泉さんに官邸に呼ばれ、『文部科学省の対応を早くしてほしい。総理は自分の口からは言えないから私が言うんだ』と言われた。10/21の萩生田氏の発言は和泉さんと話をした結果として文科省に伝えているもの。情報発信源は和泉補佐官。全体のシナリオを書き、統括をしているのは和泉補佐官だと思う」
萩生田官房長官の役割
倉重「萩生田官房副長官の役割は?」
前川「文科省から見れば、厚労省、農林省、内閣府との調整役として期待していたが、むしろ、説得されることになった」
国際医療福祉大学との比較
倉重「今回の問題の核心は、行政がゆがめられたことだと思うが、成田市の国際医療福祉大学と比べて、今回は?」
前川「成田市の国際医療福祉大学も特区により実現した例。国会での追及の動きがあるようだが、獣医学部よりも長い時間かけて検討したり、厚労省が新たな分野の人材需要の見通しを明確にした。内閣府、文科省、厚生労働省で、人材育成に向けた方針を作成。その方針に従って特例を設けたので、正当性の説明ができる。ところが、加計学園の獣医学部については、それができない」
行政の歪み
倉重「安倍総理は、行政の歪みを正したと言っている」
前川「私が言っているのは、規制に穴を空けたことが問題なのではなく、空け方に透明性、公平性がなかったことが問題」
友達優遇が利益誘導か?
倉重「単なる友達優遇か、一線を越えた利益誘導か?」
前川「(元)行政官としてはコメントできない。これは国民が判断すること。国民の一人としての私の判断はあるが、私の立場ではここでは申し上げない方がいいのではないか」
単なる忖度でここまでできる?
倉重「単なる忖度でここまでできるものなのか?」
前川「指示というものがあったとしてもおかしくはない」
読売新聞の記事、官邸の関与について
倉重「読売の記事に関し、官邸の関与があったと思った根拠は?」
前川「元々官邸は知っていた。記事が出た前日、前々日の5/20、21、読売新聞の記者からアプローチがあった。5/21、文科省幹部から和泉補佐官の伝言として、「和泉補佐官が話をしたいと言ったら応じるか?」という打診があった。この時は『考える』と言ったきり、そのままにしていた。読売からのアプローチと官邸からのアプローチは連動していると思った」
森友と加計
倉重「森友学園の問題をどのように見ているか?」
前川「設置認可と財政支援が絡まっていて、政治的な力(司令塔があるはず)が働いているのではないか? という点でよく似ている。ただ、森友学園の方は情報が出てこない。加計学園の方は、文科省が情報を出している」
大学審議会
倉重「大学審議会はどのように判断すべきか?」
前川「大学審議会は、学術的、学問的見地から審査するのみ。それとは別に、・国際競争力の強化・国際経済拠点といった点でふさわしいのかなど、仕上がりの姿がこれでいいのかについて、諮問会議でもう一度審査すべき」
質疑応答
産経新聞
産経新聞記者「『総理のご意向文書』は前川さん自身が流出させたのか?」
前川「私からはコメントしません」
産経新聞記者「『行政の歪み』と言うが、文科省の天下りについて、在任中是正しようとしなかったのか?」
前川「監視委員会の指摘があって初めて違法行為があったことを知った。知っていたのに是正しなかったというのはあたらない」
共同通信
共同通信記者「和泉補佐官がキーパーソンと言うが、メモや録音など証明できるものは?」
前川「こうなってみればICレコーダーなどを持参していればよかったが、今となっては仕方ない。水掛け論になるのはやむを得ない」
NHK
NHK記者「獣医学部決定のプロセスについて、文科省として何かできることはなかったのか? 文科省もそれに加担していたことになるのでは?」
前川「加担というのはある意味正しいかもしれない。ただ、私が声を挙げていても結果は同じだったという気もする」
朝日新聞
朝日新聞記者「閣議決定4条件では、作りたい側が証明することになっていたのに対し、諮問会議では、民間議員が規制をしている文科省の側が合理性を証明すべきと言っていた」
前川「政府の中でどちらが挙証責任があるかというのは不毛。どうすべきかを突き合わせるのが大事で、証明しなかったら負けという考え方自体が乱暴」
フリー
フリー記者「人間形成にあたり、父親からの影響は?」
前川「仏教の学習によって培ったものは大きいと思う」
フジテレビ
フジテレビ記者「前川さんご自身が、萩生田副長官の存在を意識することは?」
前川「私自身は特になかった」
デモクラシータイムズ
デモクラシータイムズ記者「読売新聞と官邸の連動性についてもう少し・・・」
前川「もしも、和泉補佐官に会いに行っていたら、こういう記事を読売に出されたくなかったら・・・と言われたかもしれないと思っている」
TBS
TBS記者「義家副大臣が、文科省職員の行動を国家公務員法違反になると言っていた点」
前川「国家公務員法違反になるわけではなく、また、義家副大臣はペーパーを読んでいただけなので、意図的に委縮させようと思っていたわけではないと思う」
元NHK
元NHK記者「治安維持法もはじめは問題ないと言われていた。今の日本が右傾化していくことにご所感を」
前川「国民の権利を制限し、外国を敵視するような、1930年代に近い状況になりつつあると思う」
テレビ朝日
テレビ朝日記者「10/21文書。萩生田副長官の『何か問題があれば加計学園の渡辺事務局長を文科省の担当官に派遣するから』と文言があるが、実際はどうだったか?」
前川「私には上がってきていない。報道で知っているだけ」
TBSラジオ
TBSラジオ記者「まだ出ていない情報、ネタはありますか?」
前川「戦略特区に関しては特に。記憶を呼び戻せば、あと1つ2つはあるかもしれないけれど・・・」
日経新聞
日経新聞記者「杉田和博官房副長官から出会い系バー通いに関して注意を受けたそうですが、その時、写真を提示されたことは?」
前川「ありません」
西日本新聞
西日本新聞論説委員「11月上旬には『敗戦処理』のよう(に文科省も加計学園獣医学部開設に進んでいた)だったとのことですが、そのような気持ちにさせられたのは今の政治状況からか?」
前川「文科省は、文部科学大臣も含めて文科省。察するに、松野大臣も相当悩まれていたと思う。政治状況とは別」
産経新聞
産経新聞記者「既得権益を文科省が守ってきたのではないのか? ご自身が声を挙げても変わらなかったというのはなぜ?」
前川「規制緩和vs岩盤規制という図式ではない。最後は大臣が決めること。政治的判断なので、同じ思う。」
フジテレビ
フジテレビ記者「10/7、萩生田官房副長官は『平成30年4月は無理』と言っていたのが、10/21には『総理はお尻を切っていた』になっていた。なぜか?」
前川「それは私には分からない」
ビデオニュースドットコム
ビデオニュースドットコム代表「今回は、情報の流出があったことではじめて表沙汰になった。外から見ていても分からない。他にも歪められた例はあるのか? 何が原因?」
前川「古今東西、権力による不正は行われている。そんな中で、いかに起こりにくくするか? チェック・アンド・バランスを機能させることで一定の防止はできる」
東京新聞
東京新聞記者「安倍総理に贈収賄の疑いすらある状況が私たちの目の前にある。にもかかわらず、国会も第三者委員会も開かれない。メディアはどうすれば国民の目に実態を届けることが出来ると思われるか?」
前川「頑張ってくださいとしか言いようがない。ただ、重要な人物で一切発言をしていない加計孝太郎氏。早く捕まえてほしいなと思います」
フジテレビ
フジテレビ記者「『文科省は100%の説明責任は果たせていない』とは? そう感じるのは?」
前川「文科省の中にはまだ、文書があるはず。ただ、総理関係と文科省の関係はヘビとカエル。現状、力の及ぶ限りでの100%にはなっているんじゃないか」
フジテレビ
フジテレビ記者「野党は臨時国会を開くよう要求しているが、与党は応じない。この点をどう思うか? もし証人喚問に呼ばれたらどうするか?」
前川「臨時国会召集についてはコメントする立場にはない。証人喚問に呼ばれれば出て行く用意はある」
共同通信
共同通信記者「成田市の医学部新設についても行政が歪められたと感じることは?」
前川「高等教育にはタッチしてこなかった。コメントすることはできない」
?
記者「この度、文科省にプロジェクトチームができたそうですが、行政が歪められたと感じた時にそういうものを発足させようとは思わなかったのか?」
前川「国家戦略特区なので、管轄は内閣府。ただ、最後の設置認可は文科省がやるという構図。そのため、ツケを払わせられないようにと色々と反対はしてきた。ただ、最終的な決定は内閣府がすること。」
テレビ朝日
テレビ朝日記者「内閣府とのメールのやりとりについて・・・」
前川「主語が萩生田副長官か和泉総理補佐官か、あるいは、藤原審議官かというのはあるけれど、中身は確かなはず」
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