2015新語・流行語大賞ノミネート「プロ彼女」wiki的まとめ
2015ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた「プロ彼女」。
「プロ彼女」という言葉を初めて聞いた人でも、「こういう意味なんじゃないかな?」とある程度の予想はしたかもしれませんね。
果たして、その予想は当たってるでしょうか・・・
「プロ彼女」の意味
プロ彼女とは、有名スポーツ選手や大物芸能人の彼女ないし結婚相手で、「お相手は一般女性」などと報じられる女性のこと。
もうちょっと突っ込んだ言い方をすると、
「一般女性」などと報じられるが、その実、一応、過去にモデルや女優、コンパニオンの活動などを名前が残らない程度にやっていて、有名人・芸能人とばかり付き合っている容姿端麗な女性のこと(これが本来の意味)。
それが、
「容姿端麗で、性格は控えめで常に相手男性を立て、家事も完ぺきにできる女性」のような意味にまで拡大。
「プロ彼女」の生みの親は?
「プロ彼女」という言葉を最初に使ったのは、イラストレーターでエッセイストの能町みね子(のうまち・みねこ)氏。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳の妻(元モデル)のことを「有名人のみと付き合う、一般女性という名の“プロ彼女”」というような、やや皮肉をこめたニュアンスで言ったのが始まり。
それが「男尊女卑」助長に拡大?
「プロ彼女」という言葉の響きがキャッチーだからか、すぐさま、ファッション雑誌「ViVi」が反応。
「プロ彼女を目指す(=レベルの高い男と結婚する)にはどうしたらいい?」というように、それこそ「本物の一般人女性」相手に、ひとつの「彼女像」を提唱した。
その内容は、「フツー彼女」が簡単洋食メニューを作るところ、「プロ彼女」は常に10品以上の和食を作るとか、
「フツー彼女」が彼に荷物をもたせるところ、「プロ彼女」は彼の三歩後ろを歩く・・・
「フツー彼女」が彼が浮気をしたらメチャクチャ怒るところ、「プロ彼女」は「帰ってきてくれたらいい」と許す・・・
のように、男尊女卑を助長しているようにも受け取られるものであったため、大炎上を招き、「創始者」の能町みね子氏も憤慨。
たかだか女性誌の一記事とはいえ、自分が言い出した言葉のせいで「レベルの高い男をつかまえるためには→料理にダメ出しされたら素直に作り直そう!」なんて記事ができたとしたらちょっと冗談で流せないよ。やんなるね
— 能町みね子と秋の空 (@nmcmnc) 2015, 3月 11
以後、評判は良くない
・・・というわけで、
「プロ彼女って、要するに『都合の良い女』のことじゃん」
「プロ彼女って、商売女みたいな響きだよね?」
等々、「プロ彼女」は女性からも男性からもネガティブワードとして記憶されることとなる。
それでもプロ彼女は生息する?
とはいえ、いるところにはいるようで、
キス顔や食事中の自分の姿を自撮りしてチェックする・・・
というように、常に「男目線」を意識しながら生活している「プロ彼女」は存在しているようである。
要は程度の問題
言われているような「プロ彼女」のふるまいには、愛が欠け、打算に満ちているように見える。
そして、「いかにして異性の心の隙間に入り込むか?」を問題にしているように感じられるのである。
もっとも、だからといって、異性の目をまったく気にしない人というのは、女であれ男であれ、それはそれで問題というもの。
いくら「プロ彼女」をキモいと思っても、「モテ男」「モテ女」になるための最低限の努力はしてしかるべきであろう。
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