※本サイトにはプロモーションが含まれています

野坂昭如と大島渚の殴り合い~TVタックルで過去を振り返った時の話

2018年3月11日

野坂昭如が2015年12月9日に亡くなった。

在宅介護を受けていたという。

85歳だった。

・・・と、野坂昭如と言えば、次に来るのは「火垂るの墓」・・・?

いやいや、やっぱり「大島渚」w

ただ、所詮はどうでもいいことなので、殴り合いの場面は覚えているが、それまでの行きさつがどうだったのかは「よく覚えていない」or「もともとよく知らない」という人も多いはず。

そこでまずは、その「流れ」をおさらいw

野坂昭如が大島渚を殴った場面再現

oosima-nagisa

大島渚(2013年死去)・小山明子(女優)夫妻の真珠婚式(結婚30周年の記念日)パーティーに呼ばれ、そこで祝辞を述べることになっていた野坂昭如先生。

大島渚自らパーティーの進行を行っていたが、酒飲みで忙しい野坂先生のことが目に入らなかったのか、野坂がもう帰宅してしまったものと勘違い。

そこで、野坂の順番を飛ばして次の人に挨拶をしてもらうことにした。

・・・と、いつまで経っても自分の番が来ないことに野坂昭如が激怒。

結局、気付いた大島が野坂にも挨拶をしてもらったまでは良かったが、

野坂がその挨拶が終わった途端、振り向きざま、左後ろにいた大島渚のアゴを突然殴りつけた。

当然、大島渚も黙ってはおらず、「やられたらやり返せ」で殴り返す・・・

大島渚曰く「失礼ははたらいたかもしれないが、殴ることはないだろう」

・・・というのが、延々と語り継がれる「野坂昭如vs大島渚の殴り合い」の伝説。

大島渚と小山明子の結婚は1960年とあるので、1990年頃のことだと思われる。

なお、野坂昭如は1930年10月10日生まれで、大島渚は1932年3月31日生まれ。

年齢も近く(1学年だけ野坂が先輩)、一方が他方を気遣うというような関係にはなかった。

後にTVタックルでも取り上げられた

nosaka

当時は月曜日の夜9時に放送されていた、ビートたけしのTVタックル。

野坂昭如はレギュラー出演者だった。

たしか、「キレる人(若者?)」について議論する回で、冒頭で「過去に、こんなふうにキレた人がいました」と、「野坂vs大島」のこの名場面が紹介された。

さっそく野坂昭如がアップで映されところに、ホスト役の1人、大竹まことがいたずらっぽく、

「野坂さん、これ見てどう思いますか?」

ootake

とふっかけた。

野坂は、「さんざん待たされたから殴ったんだ~」のようなことを言った。

そこで大竹が、

「殴ったことに正当性はあると思いますよ。でも、今、自分でこれを見てどう思います?」

とけしかけると、

野坂昭如は、

やっぱ、恥ずかしいですね

nosaka

とおどけて見せ、場内が爆笑の渦に包まれた・・・

・・・なんてことがあった。

野坂昭如がオヤジ狩りにあった時の爆笑話

これもTVタックルでバラされた話だが、例によって野坂昭如が酒に酔って酩酊していた時、「オヤジ狩り」に遭ったという。

かなりヤバイことになると野坂が覚悟したかもしれないその時、

不良少年の一人が、この「オヤジ」が野坂昭如であることに気づき、そこでひと言。

コイツ、大島渚を殴った奴だ!

結果的には、「大島渚を殴った」ことが不良少年たちに一目置かれる結果となり(?)、襲われなくて済んだという。

要するに「愛されるべきオレ様体質」

野坂昭如って人は、他人を気遣うなんてメンドクサイことが基本苦手なタイプだったのだろう。

ちょっとでも気に入らないことがあると、「なんだ、コノヤロウ」になり、

その時その場の感情で行動し、「後は野となれ山となれ」・・・そんな行動パターンに終始していたのではないかと思われる。

要するに、大先生らしからぬ「愛されるべき人」であり、また、「オレ様体質」だったということだろう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク