レガシーってどんな意味?普通に日本語使った方がよくね?w
最近、テレビ出演者やら政治家やらが、やたらとよく使う「レガシー(legacy)」という言葉。
勿論、スバル(自動車)のレガシィのことを言っているのではない。
で、「レガシーってどんな意味だ?」
と思ったら何のことはない。
直訳すれば「遺産」という意味らしい。
そう言えば、新国立競技場のことが話題になっている時、「レガシー」「レガシー」ってやたらと耳にすると思ったら、そういうことなんだね。
新国立競技場が、その場限りのものではなく、その後も遺産として残るものだから・・・という・・・
「レガシー」の多用に違和感
横文字を使っちゃいけないってわけじゃないけど、「アイスクリーム」や「チョコレート」と違って、「レガシー」っていうのは、その横文字を使うことで却って意味が分かりにくくなるような言葉。
大体、使っている本人だって、元々英語が堪能な帰国子女というわけではなく、「レガシーってどんな意味だろう?」と一度どこかで学習して、その後、「遺産」の代わりに使っているのがほとんどなはず。
そして、そういう言葉を使っていると格好よく見えると思っているのかもしれないが、実際はダサく見えるのは、そこに「不自然さ」があるからだろう。
噂では、新国立競技場案決定。レガシー、レガシー、レガシーってウザい!知ったか単語を連呼のルー大柴英会話はやめろ。レガシィはスバル!異論は認めない、らしい。
— 鈴鹿STIG (@Suzuka_STIG) 2015, 12月 24
「レガシー」が流行語大賞を取る可能性
この「レガシー」だが、2015年の新語・流行語大賞にはノミネートもされていない。
ちなみに、新国立競技場関係では「白紙撤回」がノミネートされていた。
今後、この「レガシー」が流行語大賞の候補になる可能性はなくはないが、一般的には「遺産」のほうが使い慣れており、意味も通じやすく、不自然さもない。
会話の中で「遺産」という意味のことを表現しようとする時に、「遺産」と言わずに「レガシー」と言う人がいたら、やはり違和感を覚えるケースのほうが多いだろう。
中には、「レガシーって普通に使われてるじゃん」などと頑張る人もいるかもしれないが、この「レガシー」という言葉が「遺産」の代替としてしか使われていない(と思われている)限り、「インテリ気取り用語」としてしか認知されず、流行語(的)な言葉になっていく可能性はゼロに等しいのではないか?
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