イラク日報~内容が分かれば、何が問題かはバカでも分かる
森友問題(事件)では、いまだに「だれの指示で何のために?」書類が改ざんされたのかが分からないまま。
※といっても、「公有地売却額8億円不当値引きを隠ぺいするため」という目的のために書類改ざんが行われていたことは容易に想像がつくが※
そんな折、今度は自衛隊の日報隠蔽疑惑が浮上。
2017年の時は陸上自衛隊の南スーダン派遣に関する日報問題だったが、2018年は、陸上自衛隊のイラク派遣に関する日報が焦点となっている。
果たして、このイラク派遣日報の内容とはどんなものなのか?
そして、なぜこれが問題として取り上げられるに至っているのか?
陸自イラク派遣日報の内容
「ない」とされていたものが「実はあった」となったイラク日報。
その具体的内容について、2018年4月6日(金)の時点では明らかにはされていない。
が、「非戦闘地域」として自衛隊が派遣されたサマーワ(イラクの都市)で、実は戦闘があった旨の記載があるのでは? との見方が強い。
北海道新聞4日付社説:
陸自は人道復興支援を名目に2004~06年にサマワで活動した。…活動地域は「非戦闘地域」に限定するとされたが、15年に公表された陸自の内部報告書によれば、迫撃砲やロケット弾による宿営地への攻撃が10回を超えた。日報にはより生々しい状況が記載されている可能性
— 武天老師 (@MutenRooshi) 2018年4月4日
※ちなみに、当初「破棄した」と言われていた南スーダン日報には、「戦闘行為」という言葉が何度も使われていた上、黒塗り部分が複数存在した。
何が問題なのかは明らか
「まだ内容が不明な段階で騒ぐのは印象操作だ~」などと言う人もいるが、それが的外れなのは明らか。
あるものを「ない」とする理由は?
一般に、存在するものを「存在しない」と答える場合、
①存在に気付かなかった
②存在しないことにしたかった
の2つのケースが考えられる。
このたびのイラク日報の場合、2017年2月に衆院予算委員会で「不存在」としていたものが、その約1か月後「見つかって」おり、その1年後に日報が存在していた旨発表されるという不自然な経緯をたどっている(イラク日報問題時系列)。
※そもそも、日報データが「外付けハードディスクから見つかった」とされている点に違和感を覚える人が多数(イラク日報が「外付けHDDで見つかった」に違和感)※
「存在に気付かなかった」のではなく、「存在しないことにしたかった」と考えるほうが自然だろう。
「自衛隊の戦闘」を隠ぺいしたいのは?
南スーダン日報の例に照らせば、イラク日報にも、自衛隊の戦闘行為の様子が記載されていた可能性が十分に考えられるところ。
もしも、こういった記載を隠ぺいしたい人がいるとすれば、それはどんな人たちか?
「自衛隊の海外派遣を積極的に進めたい人たち」であることは容易に想像がつく。
イラクの日報が実は去年の3月に存在していた事が発覚しました。1年以上も隠蔽していたのです。この安倍政権は都合の悪いのは隠し国民が意識を持つのをもっとも恐れる内閣です。自衛隊員を戦争状態の中へ派遣していた事がバレないように日報を隠していたのです。森友・加計問題と根は同じです。
— tomy dona (@sibakendona) 2018年4月4日
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