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中国脅威論と集団的自衛権必要論がまるで噛み合っていない件

2018年3月9日

安保法の成立が多くの国民を不安に陥れている。

その必要性については、

「中国の脅威に備えるため」

などとされているが、

そのための手段として、

「なぜ集団的自衛権なのか?」

については、謎に包まれている。

本当に中国の脅威に有効?

「今、国際情勢が変化している」

「中国の尖閣諸島に対する脅威に備える必要性がある」

「だから、集団的自衛権が必要だ」

と理解している人がいる。

それに対し、

「それって、個別的自衛権の問題でしょ?」

「現に、これまで、個別的自衛権+日米安保で対応してきたし、

これからもその範囲内で対応すべき問題」

と理解している人がいる。

それに対し、

「現在のままでは、不十分」

「アメリカの国力が衰退し、中国の国力が増大している中、集団的自衛権にしないと危ない」

と言う人がいる。

それに対し、

「集団的自衛権にするということは、

アメリカの艦船が中国から攻撃された場合に、

日本がそれを自国への攻撃とみなして

応戦できるようにするというものですよね?」

と聞く人がいる。

「はあ・・・そういうことなのか・・・(初めて知った)」

という人と、

「そうだよ。これまではそういう場合に日本は何もできなかったけど、

これからはできるようになるってことだよ。

こうすることによって、ますます、日本の安全度が増すんだよ」

という人がいる。

②の人に対し、

「あなたの理屈だと、

『アメリカの国力が衰退した(する)から、アメリカの艦船が攻撃されやすくなった(なる)。

それを自衛隊がサポートできるようにすると、日本の安全度が増す』

ということになりそうですが・・・」

と聞くと、

「・・・というか、中国の脅威が増しているのだから、

これまでと同じでいいというわけにはいかない」

と答えたりする。

それに対し、

「『これまでと同じではダメ』という曖昧な理由で、

集団的自衛権にすることの合理性がどこにあるのか、さっぱり分かりませんね。

第一、アメリカの艦船に攻撃を加えるということは、

中国にとって、甚大なリスクを負うことになるわけで、

現実的な話ではありませんよね?」

と聞くと、

「安全保障というのは、いかなる場合をも想定しなければならない」

と言ったりする。

それに対し、

「つまり、自国の防衛という観点からは、特に急ぐ必要のないケースのために、

法案成立を急いでいたということですね?

と聞くと、

「今の時代、自国の利益だけ考えていればいいわけではない!」

とあくまで頑張る人がいる。

マスコミでは絶対に取り上げられない懸念

アメリカの軍事予算は、年間60兆円ほどに達しており、

当然ながら、軍需産業は一大産業として存在するに至っている。

そんな軍需産業~俗に言う「戦争屋」が、

着々と「次の戦争惹起」を計画しているのは想像に難くない。

また、アメリカのみならず、日本にも、

「戦争のお陰で儲かる企業」が存在するのは事実だ。

「安全保障というのは、いかなる場合をも想定しなければならない」

というのならば、

戦争を起こしたくて仕方のない一部の勢力が、

例えば、

「アメリカの艦船が中国軍から攻撃された」

という事件をでっち上げ、

「そこから、集団的自衛権を理由に日本が戦争に巻き込まれる」

というようなケースを想定する方が、

よっぽど現実的だと思われるけどね。

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