テニス大会 格付け(一般常識レベル)簡単まとめ~マスターズは?
テニス界では、2017年5月にちょっとした興奮が沸き上がっているよう。
それは、イタリア国際決勝で、20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、ノバク・ジョコビッチにあっさり勝ってしまったから・・・
でも「これからが本番」な空気感
国際大会の決勝でジョコビッチに勝ったのなら、これで「世界一」の称号を欲しいままにしていいような気もするけど、実際は、そこまでの「成し遂げた感」はなく、むしろ「これからが本番」的な空気に包まれている
それはなぜか?
イタリア国際が「マスターズ」だから?
テニスの大会の格付け
テニスの大会にも「格付け」というのがあって、やはり、最高峰の大会で優勝して初めて「世界一」とか「王者」とか言われるようになるということのよう。
この点、この度ズベレフが制したイタリア国際というのは、必ずしも「最高峰の大会」ではなかったようで・・・
最高峰=グランドスラム
最高峰とされるのは、「グランドスラム」と言われる大会で、具体的には、
・全豪オープン
・全仏オープン
・ウィンブルドン
・全米オープン
の4大大会。
主催者はITF(International Tennis Federation=国際テニス連盟)。
その下の序列(男子の場合)
グランドスラムの下は?
以下、男子の大会の序列を並べると・・・
ATP世界ツアーファイナル
その年度の年間ランキングを元に、上位8位が出場。
主催者はATP(Association of Tennis Professionals =男子プロテニス協会)。
ATPワールドツアー・マスターズ1000
「マスターズ」というのはこれで、イタリア国際を含む9大会がここに含まれる。
優勝者が獲得するATPランキングポイントが1000ポイント。
主催者はATP(Association of Tennis Professionals =男子プロテニス協会)。
ATPワールドツアー・500シリーズ
ジャパンオープンを含む11大会がここに含まれる。
優勝者が獲得するATPランキングポイントが500ポイント。
主催者はATP(Association of Tennis Professionals =男子プロテニス協会)。
ATPワールドツアー・250シリーズ
ATPワールドツアーの最下層がここ。
全部で40大会。
優勝者が獲得するATPランキングポイントが250ポイント。
主催者はATP(Association of Tennis Professionals =男子プロテニス協会)。
グランドスラムの下の序列(女子の場合)
以下、女子の場合の「グランドスラムより下」の序列。
WTAプレミア・マンダトリー
インディアンウェルズ、マイアミ、マドリード、北京の4大会。
優勝者が獲得するATPランキングポイントは1000ポイント。
主催者はWTA(Women’s Tennis Association =女子テニス協会)。
WTAプレミア5
ドバイ、ローマ、シンシナティ、カナダ、武漢の5大会。
優勝者が獲得するATPランキングポイントは900ポイント。
主催者はWTA(Women’s Tennis Association =女子テニス協会)。
WTAプレミア
東レパンパシフィックなど12大会。
優勝者が獲得するATPランキングポイントは470ポイント。
主催者はWTA(Women’s Tennis Association =女子テニス協会)。
WTAインターナショナル
ジャパン女子オープンなど32大会。
優勝者が獲得するATPランキングポイントは280ポイント。
主催者はWTA(Women’s Tennis Association =女子テニス協会)。
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