2015新語・流行語大賞ノミネート「アゴクイ」とは?
2015ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた「アゴクイ」とはどんな意味か?
第一印象、ゴツイ響きが感じられるが、何のことはない。
アゴクイとは、顎をクイっと上げること。
といっても、自分の顎ではなくて、(主に)イケメンが、彼女の顎をクイっと持ちあげ、自分の顔に近づけるような仕草をすることである。
流れ的には、このままキスにもっていくのが自然ということになろうか。
「壁ドン」より距離が近い
アゴコイと同類の言葉にご存じ「壁ドン」がある。
壁ドンは、女の子が背にしている壁を男の子がドンと叩く仕草で、2014年の新語・流行語大賞のトップテン入りした言葉である。
アゴクイも壁ドンも、どちらも男の子が女の子のハートを支配せんばかりの状況を作り出すわけだが、
壁ドンはボディータッチがない状態なのに対し、アゴクイはボディータッチがあるという意味で、アゴコイの方がより積極的で、より距離が縮まった状況を作り出しているといえるだろう。
「壁ドン」より現実的?
もう一つ、アゴクイは壁ドンよりも、物理的にも心理的にも行いやすいというメリット(?)がある。
なぜなら、壁ドンは、女の子が壁を背にしている状況でしかなしえないが、アゴクイは、「いつでもどこでも」可能だからだ。
また、壁ドンというのは、高圧的に過ぎるきらいもあり、また、どこか不自然でダサイ印象を持つ人もいるが、アゴクイは比較的自然なふるまいであり、控えめキャラな男の子でも全然行けそうな感がある。
そんなことから、アゴクイは男の子にとって、壁ドンより現実的、ないしは、参入障壁の低い愛情表現といえそうだ。
それでも嫌われる時は嫌われる
そんな、評判のいい(?)アゴクイなわけだが、男の子のするアゴクイの是非の判断は、女の子の側がすること。
「アゴクイをされたら、その人のことを好きになっちゃいそう・・・」なんて感想を読んでそれを真に受け、
「よし、そういうことなら、あのコに今度アゴクイをしてやろう!」
なんて思っても、平手打ちを食らわせられるのがヲチである。
アゴクイをされてメロメロになってしまう女の子も確かにいるだろうけれど、
たとえ彼氏であっても、アゴクイなどされたくないという女の子もいるのが現実。
「はじめにアゴクイありき」のようなスタンスは、必ずどこかで不自然さを生むことになり、嫌われる原因になる。
「気がついたらアゴクイをしていた・・・」というくらいでなければ、アゴクイなんてすべきではない。
アゴクイが新語・流行語大賞を取る可能性
2014年の壁ドンに続き、2015年はアゴクイ・・・というのは結構あるのではないか?
どこかかわいらしさもあり、審査員の誰かが強く推す可能性はありそうだ。
もっとも、大賞を取るほどの力がこの言葉にあるとも思えないので、トップテン入りできるかどうかのレベル。
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