五郎丸ポーズ、海外の反応は?取り上げた大手メディアとは?
2015年9月19日(日本時間)から2週間、
すっかり日本国内の「人気コンテンツ」になった「五郎丸ポーズ」。
一部国内のメディアが、
「五郎丸ポーズが海外でも話題に」
などと報じたものだから、
外国でも日本と同じくらいにブームになっているのか!?
と思ってしまったが、
さすがに、そこまで熱いということはなさそうだ。
五郎丸を扱った海外メディアの記事
五郎丸のことを扱った海外のニュース記事などを見ても、
その多くが、
「五郎丸がチームの何点中何点を入れた」
というような内容までで、
せいぜい、
「一夜にして、マンガの主人公のようになった」
的なほめ方(?)をする程度である。
「五郎丸ポーズ」をことさらに取り上げているような記事は
なかなか見つからない。
「Goromaru’s kicking style」の記事
そんな中、
「Goromaru’s kicking style」に注目した海外メディアの記事が存在した。
ESPN社の「Rugby World Cup: How Jonny Wilkinson inspired Ayumu Goromaru」という記事。
※直訳すれば、「ラグビーワールドカップ:ジョニー・ウィルキンソンは、どのように五郎丸歩を鼓舞したか」のようになる。
※ESPNというのは、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のスポーツ専門チャンネルで、アメリカの会社。
記事中で、
Goromaru’s kicking style has served him incredibly well.
と、「五郎丸ポーズ」を「Goromaru’s kicking style」と表現している。
記事全体は、タイトルにあるように、
「2014年に引退したイングランドの名選手・Jonny Wilkinson(ジョニー・ウィルキンソン)が五郎丸に影響を与えた」
という視点で書かれているものなので、「真面目な内容」になっているが、
記事の冒頭で、
Japan fullback Ayumu Goromaru has perhaps the most eye-catching kicking style in world rugby:
と、世界のラグビー界において、一つの注目になっていることを伺わせる。
「型の文化」と「結果の文化」の違い
日本の文化の特徴の一つに、「型」というのがある。
野球などでも、
「フォーム(型)を良くする」ことで結果を出しやすくなる
→だからまず、フォームを良くしましょう・・・
という発想で、「型」から入って行くことが多い。
「枠」や「タイプ」を気にする人
これは、野球選手に限ったことではなく、
「こういう枠組みでやってることだから・・・」
「誰ソレはこういうタイプだから・・・」
という発想で思考が巡る人は日本人には少なくない。
そんなことだから、
ちょと見慣れないフォームやポーズを目にした時、
それに対して、かなり敏感に反応するものと思われる。
「本質重視」の欧米ほか多くの国々
一方、日本以外の多くの国々(特に欧米)の文化は、
少なくとも、日本よりは「型軽視」といえるはずだ。
「どういう型であれ、本質に沿っているか? 目的達成のために合理的であるか?」
が重視されるし、そこに大義がある。
それでも五郎丸ポーズは気になる?
そんな中、「五郎丸」から「忍者」を連想する外国人がいるのは確かなよう。
「Goromaru」「ninja」という文字を確認することができる。
#RWC2015 very close @Springboks . Somebody shoot me but the referee just had it for the #Bokes no lie!. And that Goromaru ninja hebana!
— Sbongakonke Mbatha (@Sbongah_M) 2015, 9月 19
Ayumu Goromaru. Ninja. — Levi Kabwato (@LeviKabwato) 2015, 9月 19
#goromaru is a … #ninja
#RugbyWorldCup
#rugby2015
#GoBokke
#GreenandGold
#SAvsJapan — Nadine (@Girl_Greer) 2015, 9月 19
Goromaru slotting them like a ninja
#JPN
#RWC2015 — Son of a Pitch (@Thesonofapitch) 2015, 9月 19
「五郎丸ポーズ」から忍者を連想した?
ただ、彼らが、「五郎丸ポーズ」から「忍者」を連想したのかというと、そうとは限らない。
昔から、日本人でちょっと凄い奴が現れると、
すぐに、「忍者」だ「侍」だと騒ぎ立てるのはいつものこと。
日本人が英語で「Ninja」と表現
逆に、日本人で英語メッセージを発信しているような人が、
五郎丸ポーズから忍者を連想しているのが面白い。
五郎丸は日本の忍者です。彼がキックのときに行う動作は、忍術の儀式です。 Goromaru is a Japanese ninja. Operation he performed at the time of the kick is the ritual of ninjutsu.
— 船橋浩司@ドメスティック・キャット (@k_funabashi) 2015, 10月 3
五郎丸歩は木の葉隠れの使い手 Goromaru Ayumu is a ninja that specializes in the art of hidden by the leaves http://t.co/Pef8l750mP
http://t.co/fdlsP48zbt — あっちぃ (@acchicchy) 2015, 9月 22
五郎丸自身が、忍者を意識したかどうかはともかく、
人は、意識を集中しようとした時、
手を合わせるようなことをするものかもしれませんね・・・
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